都会に住むアーバンイノシシの生態は?対処法や対策はどうなっている

環境
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こんにちは、カポです。

最近、東京の国分寺市や国立市付近で、アーバンイノシシの目撃がありましたと、ニュースになっています。

SNSには「アーバンイノシシ初めて聞いた」という声がたくさん上がっていますが、普通の山に暮らすイノシシと、どう違うのでしょうか?

今回は、「都会に住むアーバンイノシシの生態は?対処法や対策はどうなっている」ということで、調べてみました。

 

都会に住むアーバンイノシシの生態

イノシシは、北海道を除いて日本中にいる動物で、雑草が生えている場所や、森林、水辺がある場所を好み、山間部や平野まで生息をしています。

日本に住んでいる主なイノシシは2種類

  • 二ホンイノシシ
  • リュウキュウイノシシ(八重山諸島にいるイノシシは別に分類されている)

 

イノシシの生態

体長 100m~150m 

体重 70k以上

食性 木の根、穀物、果物、鳥類や小型の哺乳類など雑食

寿命 野生では10年くらい

性格 とても臆病で、警戒心が強い

 

基本的には人間に近づくことはありませんが、子供を連れている時や、安易にねぐらに近づいてしまうと、とても攻撃的になるので注意が必要です。

時速45kmで走ることも可能なので、突進してくると大人の人間でも跳ね飛ばされて、大けがをしてしまう危険性があります。

オスは、牙が生えている場合があるのでさらに危険です。

イノシシに襲われて亡くなった人の多くは、オスの牙が大動脈に突き刺さり破れてしまったようです。

基本的には、昼行性ですが、人間を避けるため夜間に活動することも多いようです。

しかし、都会に住むアーバンイノシシは、1日中目撃情報があるので、少し生態に変化が生じているかもしれませんね。

生きていくために、山を捨てたと言われている、都会に住むアーバンイノシシは、徐々に人間の生活に馴染んでいるようにも感じます。

 

アーバンイノシシに出会ってしまった時の対処法

イノシシの臭覚は、とても発達しており犬並みと言われています。

都会で暮らすアーバンイノシシは、ゴミ置き場付近で目撃されることが多いので、早朝などは特に注意しなければならないでしょう。

  • 毛が逆立っている
  • ケガをしている
  • 繁殖時期
  • 人間に追い詰められたとき

このような時は、かなり興奮しているので、襲ってくる可能性が非常に高いです。

 

突然遭遇してしまった時は、恐怖で逃げ出したくなるでしょう(´゚д゚;)

しかし、イノシシに出会ってしまった時は、冷静に対処しなければなりません。

 

主な対処法

  1. 背中を見せて走ってはいけない
  2. ゆっくりと後ずさりする
  3. 大きな声をあげてはいけない
  4. 物を投げない

襲ってきた時の対処法

  1. 塀などがあれば駆け上がる
  2. バッグでふとももを守る

 

イノシシは、大きな音がすると近寄ってこないと、言われていますので、目撃情報がある付近にお住まいの方は、音が鳴る物を身につけて外出すると安全かもしれません。

 

噛みついてくることがあり、毎年けが人が後を絶ちません。

けっして、背中を見せて走ることだけはしないようにしましょう。

 

アーバンイノシシの対策はどうなっている?

2019年5月、NHKのクローズアップ現代で、アーバンイノシシ物語という特集がありました。

この時、初めてアーバンイノシシという言葉が使われたようです。

番組では、なぜイノシシが都会に現れるようになったのか、現在、行政がどのような対策を行っているかなど詳しく解説がされていました。

国の調べでは、イノシシの生息数が30年の間で3倍にも増えて、イノシシによる交通事故や死亡事故も続発しているそうです。

行政ではイノシシ対策に詳しい民間企業と、生態について詳しい調査に乗り出しました。

しかし、イノシシに詳しい研究者の方からは、対策が遅すぎるとの意見も上がっています。

ゴミ捨てのマナーを、守らない人が捨てた生ごみ食べたり、中には餌をあげる人もいるそうで、アーバンイノシシの数は、さらに増えていくのではないかと心配されています。

 

まとめ

「都会に住むアーバンイノシシの生態は?対処法や対策はどうなっている」ということで、調べてみました。

世界でも多くの場所で、アーバンイノシシが目撃されています。

野生のイノシシが、人間に近づかないようにするにはどうしたら良いのか?

とても難しい問題ですね。

ご覧いただきありがとうございました。

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