ガイアの夜明け!マグロが激減?生態や養殖の現状について調べてみた

環境
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こんにちは、カポです。

さて、日本人の大好物のマグロの数が激減して大変なことになっているようですね。

1900年代になって、台湾で寿司ブームが流行りだし、2000年代になってからは、中国でも寿司ブームになっています。

そのマグロが、近い将来、食卓から消えてしまうのではないかと心配されています。

今回は、「ガイアの夜明け!マグロが激減?生態や養殖の現状について調べてみた」ということでまとめてみました。

ガイアの夜明け!マグロが激減?

黒いダイアで知られる大間のクロマグロ(本マグロ)

2019年の豊洲市場で行われた初セリで、史上最高値の3億3360万円で競り落とされたのはニュースで話題になりました。

このマグロが近年、激減しているというのです。

どういうことなのでしょうか?

 

日本の過去の歴史を見てみると、古墳からはマグロの骨や銛でついたマグロがたくさん見つかっているそうです。

銛でつけるほど、簡単に獲れた魚だったんですね。

そのマグロが、姿を消しつつある問題について、東京海洋大学の勝川俊雄准教授は、マグロの乱獲が原因と話しています。

1950年代(明治時代)、沿岸のマグロはほとんどが獲り尽くされ、遠洋に足を運ばないと、マグロを獲ることはできなくなってしまった。

そして魚群探知機が登場すると、マグロの群れは三陸沖で獲り尽くされ、現在はさらに進歩した用具を使用して産卵場で漁をしているというのです。

これでは、マグロが激減してしまいますよね。

クロマグロは、6月から7月ごろにかけて排他的経済水域の付近で産卵を終えると、北を回遊しながら、アジ、さば、いかなどの豊富な餌を食べ、1月から2月に脂の乗った一番おいしい状態で、津軽海峡の辺りにやって来ます。

大間のマグロが美味しい理由です。

現在、世界規模でマグロの漁獲枠について議論が交わされています。

生活のかかっている漁師さんは、マグロを獲りたい

しかし、マグロの激減による海の生態系はどうなってしまうのか。

難しい問題です。

 

マグロの生態

マグロの名前は、大きな目と黒いからだから「メグロ➡マグロ」になったと言われています。

全長は60cmほどで、種類によっては3mを超え、タイセイヨウクロマグロは全長5m体重700 kg近くにもなるそうです。

5mって、二階建ての天井付近ですよ。

で、でかい(*_*;

泳ぐスピードは、時速で30kmから60kmで、最高では時速160kmで泳ぐとの報告もされています。

 

マグロってすごい魚なんですね。

知らなかったなぁマグロの生態(;^ω^)

 

マグロは泳いでいる間、口を大きく開けて、海水から酸素を取り組んでエラ呼吸をしています。

一生泳ぎ続けないと死んでしまうので、寝てる間も泳いでいるそうですよ。

 

休む暇も無く泳ぎ続けるマグロ

最後は人間に食べられてしまうのか。。

なんだか切なくなってきました(T_T)

 

マグロの養殖の現状とは

養殖マグロと完全養殖マグロがあるのをご存じですか?

同じ養殖でも、育ちはかなり違うようです。

養殖マグロは、天然の若魚を捕獲して生簀で大きくなるまで育てたものですが、一方、完全養殖マグロは、養殖マグロの親同士から卵を人工授精で育てるという、名前の通り完全に養殖産まれの養殖育ちなわけです。

マグロの激減に、大手の企業はいち早く参入し、完全養殖の出荷を始めていますが流通量が伸びていないのが現状です。

近畿大学水産研究所が完全養殖マグロに世界で初めて成功し、近大マグロと呼ばれるようになったのは2002年

ここまでたどり着くには30年もかかったそうです。

そんなに昔から、大学で研究されていたんですね。

 

しかし、2015年の日本人のマグロ消費量は約36万トン

2016年の近大マグロの出荷量は1234匹、わずが60トンだったそうです。

マグロを完全に養殖するには、かなり厳しいことが伺えます。

スーパーで完全養殖マグロを見かけるまでには、まだまだ時間がかかりそうですね。

 

 

 

まとめ

「ガイアの夜明け!マグロが激減?生態や養殖の現状について調べてみた」いかがでしたでしょうか。

このままだと、マグロは水族館で眺める貴重な魚になってしまいそうですね。

解決策が早く見つかると良いのですが。。

ご覧いただきありがとうございました。

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