こんにちは、カポです。
突然ですが、あなたの周りにどのくらいプラスチック製品がありますか?
エアコン、テレビ、空気清浄機、掃除機などそこら中にあるのではないでしょうか。
衣類に使用されている化学繊維も、プラスチックが含まれているんですよ。
このプラスチックが、今、私たちの命を脅かしているのではないかと、世界中で問題になっています。
2019年1月に放送された、ガイヤの夜明け「あなたの”ゴミ”その行方」は、たいへん反響を呼びました。
今回は、脱マイクロプラスチックということで、「あなたの”ゴミ”その行方」続編が、放送予定になっています。
そこで、「ガイアの夜明け!マイクロプラスチック問題取組み!レジ袋禁止条例へ」ということで、独自調査をしてみました。
マイクロプラスチックとは
環境中に拡散したプラスチックの粒子(プラスチックのかけら)、はっきりとした定義はありませんが、5mm以下のものを指すそうです。
近年、このマイクロプラスチックが、世界中の海を漂い海洋問題になっています。
2050年には、魚の重量よりもプラスチックの方が重くなり、プラスチックの海になってしまうのではないかと心配されています。
マイクロプラスチックの厄介なところは、自然に分解されて消えることがなく、半永久的に溜まっていくということ。
2018年、韓国の研究者グループと環境保護団体「グリーンピース東アジア」によると、世界21カ国で取れた食塩の9割に、マイクロプラスチックが検出されました。
特に目立ったのは、アジア諸国産の塩
また、オーストラリアの研究グループは、日本を含めた8か国、男性3名と女性5名、年齢は33歳から65歳、8人の排せつ物を分析したところ、全員からマイクロプラスチックを検出しました。
最近では、WWF(世界自然保護基金)が、1週間に成人1人当たり、5gのマイクロプラスチックを体内に取り込んでいると発表しています。
マイクロプラスチック問題の現状
1990年代に入って、世界で増え始めたプラスチックの製造
推定では、世界で年間約800万トンのプラスチックごみが、海に流出していると言われています。
これは、スカイツリーで222基分、ジャンボジェット機で換算すると、5万機分になるそうです。
これには、驚きしかありません。
すでに、海洋生物にはマイクロプラスチックの悪影響が及んでいることが公表されていますが、人体への影響ははっきりしていないそうです。
しかし、添加剤や有毒な化学物質(発がん性物質)に、付着しやすい特性を持つ、マイクロプラスチックが、体内へ取り組まれて何も影響がないとは言えないですね。
ある研究者の間では、腸の免疫力を弱め、病原体を体に運び込む危険性を指摘したり、食品と接触している時点で、マイクロプラスチックが溶け出している可能性があると警鐘を鳴らしています。
亀岡市レジ袋禁止条例へ
世界で始まったマイクロプラスチック問題への取り組み。
大手チェーンの、スターバックスやマクドナルドが、プラスチックストロー廃止を表明したのは有名ですね。
日本でも、マイバッグやレジ袋の有料化が進んでいますが、「保津川下り」で知られる京都府亀岡市では、全国初の「レジ袋禁止」の条例化を目指しています。
これは、市内の小売店で配られるプラスチック製のレジ袋を無料・有料を問わず、禁止する条例で、反対意見もある中、観光資源の1つ「桂川(保津川)のゴミ捨て問題」の対策として進められているそうです。
一方で、製造メーカーもプラスチックに変わる、新たなレジ袋の開発に奔走しています。
いずれにしても、環境問題を無視することは、できないでしょう。
まとめ
「ガイアの夜明け!マイクロプラスチック問題取組み!レジ袋禁止条例へ」ということで、調べてみました。
私たちの生活の中で、プラスチックは必要不可欠な存在になりましたが、今後も蓄積していくマイクロプラスチックの問題は、世界中で解決策を急がなくては、取り返しのつかないことになってしまうと感じました。
子供たちや、これから生まれてくる命を守るために、今、私たちに出来ることは、マイバッグやマイボトルを、当たり前に変えていくことではないでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。
コメント