「よし、今日からダイエットをするぞ!」と、決心をした時に、最初に始めるトレーニング方法として、ランニングをされる方が多いと思いますが、
実はランニングは、正しいやり方をしないと、ダイエットの前に体を壊してしまう危険性が非常に高いのです。
シューズとタオルがあれば、手軽に始められるランニングですが、少し予習をしてから始めてみてください。
汗をかいても痩せない
とにかく汗をかいて、びしょびしょの状態になれば、痩せられると考えている方が多いようですが、これはただの脱水状態で、一時的に体重が落ちているだけです。
水分を補給すれば、すぐもとに戻ります。
この時、体から大切なミネラル類が、汗と一緒に失われているので、ただちに栄養素を補わないと、疲れやすくなったり、貧血にもなりやすくなります。
なので、ダイエット=汗だくになれば痩せる!
という考え方は、まずは無くしてください。
正しい走り方
人それぞれに、個性があるように走り方にも個性があります。
個性というか、癖ですね。
プロのトレーナーのもとで練習を重ねる、ランナーでも走り方の癖は、なかなか直すことが難しかったりするそうです。
しかし、彼らの場合は、癖といっても、走法に問題があるわけではないので体を壊すことはないでしょう。
なので、初心者が注意しなければならない、走り方について見ていきます。
膝の故障を防ぐには
まずは、ウォーキングから始める。
今まで、運動をしていない状態から、突然ランニングを始めると、膝を痛める可能性が高まります。
それは、筋肉が硬くなっているからです。
膝には、たくさんの筋肉の線維が集まっているので、硬い状態で走り出すと、筋肉が引っ張ぱられて、切れてしまったりする危険性があります。
【筋線維のイメージですが、鶏肉の手羽元を食べたときに、先端にゴリゴリした筋を見たことがありませんか?あれが、筋線維です。】
また、体脂肪の数値が高い方は、膝にかかる体重の負荷にも要注意です!
ウォーキング時であっても、股関節には体重の3倍以上の負荷が、かかっていると言われています。
プールの施設があれば、水中ウォーキングから始めるのがベスト
なるべく、膝にかかるトレーニングは避けたほうがよいでしょう。
腰を痛めないためには
ランニングを始めて、腰を痛めてしまったという話を多く聞きます。
一番の原因は、腹筋の衰えです。
人間の体の筋肉は、前後が均等に鍛えられていないと、何かの負荷がかかった時に、痛めるリスクが高くなります。
特に、腹筋は日常の生活の中では鍛えることが出来ませんので自己管理が不可欠です。
ネットなどで、トレーニング指導の動画がアップされていますので、やり方が分からない方は調べてみてください。
背筋と腹筋のバランスを崩さないように、することが大切です。
着地は、踵から
これは、ウォーキングでも同じですが、足を着地させる時は、踵から行います。
つま先から着地をしていると、短距離では問題ないのですが長距離になると、足の指や足首を痛めたり、腰の故障にもつながります。
自分が普段から、どのような歩き方をしているのか確認してみるのが良いと思います。
つま先から、着地する癖があるかたは、踵から着地をする練習をしてみてください。
シューズの選び方
一番やっていけないことは、「見た目で選ぶ」です。
可愛いシューズでも、かっこいいシューズでも、そのスポーツに対応していなければ、体を壊す危険があります。
シューズ選びの際は、専門店で自分に合った物を選ぶようにしてください。
同じブランドの場合でも、トレーニング量や走る距離などによって、種類が異なりますので注意が必要です。
専門店の場合なら、店員さんが詳しく教えてくれると思いますので、相談してみましょう。
まとめ
ランニングを始める際には、体の故障を防ぐために、正しい走り方を身に着けるようにしましょう。
シューズ選びは慎重に!専門店で、自分にあった物を見つけてください。
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